アーユルヴェーダを知ろう!

1.アーユルヴェーダとの出会い

2.ステキなインドのパンチャカルマの施設

1、アーユルヴェーダとの出会い


 私は、1995年に残念ながら、第8週で流産してしまいました。
最初、少量の出血が出て何か変だと思いましたので、
休日でしたので大きな総合病院の救急を訪れました。
救急では、まだ流産するかどうか様子を見ないとわからないと言われ、
休み明けにまた来院するように指示されました。
その時、胎児がしっかり育っていなかったことだけは、明白でした。

大きな出血もなく、腹痛もひどくなく、ただひたすら眠り続けた3日間のあと、
診察を受けると、お医者様は「あれ、もうほとんど出ちゃってるよ」と一言。
だめかもしれないと思いながらも、かすかな希望を抱いていた私には、
大変ショックでした。
「せっかく神様からお預かりした生命を、産んであげられなかった。ごめんなさい。」
そう思って、一瞬大きな悲しみに囚われそうになって、
涙がこみ上げてきたその瞬間、

"悲しみは、生命の全領域を知らないことによって、もたらされるものである"

という『超越瞑想と悟り』という本の中の一節を思い出しました。

 そうか。生命そのものは、永遠不滅のもの。
衣のように新たな身体をまとい、色々な経験をしながら成長し進化して、
また生命の源へ還るんだった…。
いつ生まれ、いつ還るかは、その生命の全き存在が「トキ」を決めている。
どの両親のところに生まれてくるかも、
その存在が決めている。
だから、胎児である完全な生命は、母胎の準備が調っていないこと
(このままでは母子ともに順調に育つことができない)を知り、
自分で決めて還ったのだろうと。
 そうとしか思えませんでした。
きっと、私の母胎環境の準備が調うまで、
待っているんだろうって。

ヒーリングアートを完成させた
故・奈良達雄氏と当時の私。
1995.6.3.

一瞬のうちの気づきのおかげで、心が大きな悲しみに囚われずにすみました。
とてもありがたいことでした。
知識の光が、苦しみを取り除いてくれたのです。

では、私の身体を立て直すには、どうしたらいいのだろうかと
すぐ考え始めました。
まず、お医者様に「なぜ、流産が起こるのですか」と尋ねると、
「そりゃ、運命ですよ」とお答えになりました。
確かにその通り、命の運びです。
でも、今後の手立てを考えるのに役立つ情報ではありませんでした。

振り返ってみると、胎児がなぜしっかり育たなかったのかというと、
食べ方(栄養)が足りなかったのではなく、
食べたものをちゃんと消化吸収できていない私の身体に
原因があると気づきました。

なぜよく消化吸収できないのか? 
思えば、一人目の娘が妊娠8ヶ月の頃、なかなかお腹が大きくならず、
食べ物に苦労したことを思い出します。
また、授乳中によくおっぱいを戻したことも、
私が食べたものをきちんと消化できず、
未消化な素材でおっぱいが作られていたからなのでしょう。
一人目の時は、今までの貯えで何とかなったけれど、
二人目は貯えを使い果たしていたので、だめだったようでした。

私は、その時まで穀物菜食を中心とした正食(マクロビオティック)の
考え方を基本に10年間位やってきました。
おかげ様で、弱いながらも大病もせず、元気に暮らしてこれました。
ですが、私のやり方では、それ以前からあったこの消化不良と
疲れやすい体質を改善することはできなかったのでした。
何か根本的な建て直しの必要を感じました。

 私は「アーユルヴェーダで身体の再建をしてみよう」と決心しました。
それまでは、アーユルヴェーダを本などで知ってはいても、
インドで生まれた伝承医学が、日本人にどれくらい適応するのだろうと
疑問に思っていたことがブレーキになって、
実生活に取り入れられずにいたのでした。

ですが、やりもしないで善し悪しを判断するのはやめました。
直観的に惹かれるものがあるのですから、
まずは本気で取り組んでみようと決めたのです。

友人の薦めで、東京・立川にある
マハリシ立川クリニックを訪れ、
脈診をしていただきました。
するとその先生は、脈診からだけで
私の身体の状態を言い当てていきます。
驚いたことに、過去の小さいときに
乱した体調のこともわかるのです。
 まるで澄んだ鏡に自分を写しだして、
自分の気づかないところまで
教えていただいているようでした。
その先生にお会いして、お話をしているだけで、
とてもここちよい気分になっているのでした。

それから、1〜2ヶ月に1度位、診察(脈診)を受け、
教えていただいた食事や生活・行動の仕方を
無理なく少しずつ実践していきました。
一つやってみて、それで心地よさを味わうと、
それは無理なく新しい生活習慣になります。
そうすると、また一つ気持ちのよいことを取り入れられるようになるから、
不思議です。

一番最初に教えていただいたのは、
「食事の時に、白湯をすすりながら食事をする」ということでした。
白湯は、やかんのふたを開けたまま、
沸騰してから弱火にして10〜15分位コトコト煮たものです。
そうすると、大変調和のとれた消化剤の役目を果たしてくれ、
身体の管を洗い流してくれるのだそうです。
一日4〜5杯位までだそうです。
これを実行するだけでも、ずいぶん消化が良くなるようで、
体調・気分が良く感じられました。
教えてあげたお友達は、
白湯飲みを始めて2sやせたと喜んでいました。

次に、私の食生活の中に新しく取り入れたものは、
ムング豆を食べることでした。
ムング豆は消化しやすく大変心と体に良いと、
アーユルヴェーダでは教えています。
その時の私の体調には、ギー(精製バター)を使った
ムング豆スープとご飯の組み合わせは、とても満足感のある食事でありました。
 ※作り方は、「お料理アイディア」コーナーを後で見てくださいね。

段々と、自分の中でバランスの乱れた状態に、早く気がつくようになってきました。
例えば「あっ、今イライラしている・怒りそうな気配だな」
「ストレスで食べ過ぎているぞ」
「神経が疲れているんだな」などと早めに気がつくので、
そういうときは、少しの間だけでも、今していることをやめ、
目を閉じて深呼吸を数回したり、
心静かに休むことを心がけています。
このちょっとした『間』をおくことによって、
子供を怒る回数が減り、笑顔が多くなりました。

それから、全ての存在へ感謝の想いが湧いてくるようになりました。
ありがたい家族、ありがたい食物、ありがたい木々や虫たち、
全ての生命を支えてくれているありがたい地球、
地球を応援してくれている宇宙の全て……。

全てのものに応援されて、イマココという一瞬・瞬間が存在していること…、
このことのすばらしさにも、気づかせていただきました。

アーユルヴェーダは、生命を一つの全体としてとらえ、
その生命全体を健やかにし、
完全なる健康を手に入れるための知識をまとめている生命の科学です。

アーユルヴェーダと日本古来のおばあちゃんの知恵には、
共通するものがあります。
私は、そのどちらのすばらしいところも
毎日の暮らしの中に取り入れ、
家族みんなが
健やかに、心豊かに暮らせるように役立てています。

ぜひ皆様も、生命を支持するような、幸せを広げてくれるような
正しい知識を得てください。
アーユルヴェーダは、そのお手伝いをしてくれます。


参考・お勧め図書のご紹介
ステキなインドのパンチャカルマ施設
ホケサミのTopPageへ